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時間は? 働く場所は? 「放課後学習支援員」というお仕事まとめ

学校や公民館で子どもに勉強を教える「放課後学習支援員」のお仕事。教員免許や特別な資格なしで始められ、主婦/学生/シルバー世代etc. さまざまな年代の方が活躍中です。
仕事の内容や勤務条件などについて、これまでに掲載した記事を参考にまとめました。

あなたも学校で働きませんか?

学校や公民館で働く「放課後学習支援員」をご存知でしょうか? 放課後の時間を活用して、子どもたち(小学生~高校生)の学習をサポートするお仕事です。

特長の1つが、教員免許や特別な資格なしで勤務できること。そのため、主婦/学生/シルバー世代/社会人と、幅広い層の方々が活躍されています。週1日、2~3時間から働けるので、社会人の副業としてもおすすめです。今回は、放課後学習支援員の仕事内容について、過去の記事で取り上げた内容をピックアップしてご紹介します。

放課後学習支援員ってどんなお仕事?

「放課後学習支援員」が勤務する場所は、主に学校内の教室や地域の公民館など。公民館で働く場合は、近隣の複数校に通う子どもたちをまとめて指導することもあります。

マンツーマンで対応に当たる個別指導から、2~5人前後の子どもたちを担当する集団指導まで、子どもや会場の特性によって教える方法はまちまちです。受験指導/定期テスト対策/毎日の複数etc. 子どものニーズを考慮したやり方で勉強を教えていきます。

地域の公民館で勉強を教えるケースでは、子どもごとに学習レベルが異なる場合も。基礎レベルの内容から復習が必要な子や、そもそも勉強が嫌いな子どもと接する機会もあります。このような現場では、「子どもの気持ちに寄り添いたい」といった、福祉寄りの考えを持つ方が活躍できそうです。

その一方で、進学校で指導したり、受験対策講座を担当したりする講師の募集も多くあります。こちらでは、「塾講師の経験を活かしたい」「受験指導には自信がある」といった方が、スキルや熱意を発揮しやすいでしょう。自分の希望や能力に適した現場を選びやすい点は、「放課後学習支援員」ならではの特長です。

「放課後学習支援員」では、子どもたちを直接指導する「講師職」以外の職種も募集されています。出欠管理や保護者とのやり取りなどを担当する「事務職」では、民間企業でも事務職を経験されている方や、子育てが落ち着いたママさん世代などが活躍中。教員や民間塾の塾長など、責任ある立場での勤務経験をお持ちの方は、学習指導全体を統括管理する「管理者」として働くことも可能です。

このように「放課後学習支援員」のお仕事は「講師職」「事務職」「管理者」と業務区分が明確なため、自分の得意分野に専念して働けます。各職種の業務内容について詳しく知りたい方は、本ページ下部のリンクから記事をチェックしてみてください。

副業にもぴったり??

「副業解禁」「副業時代」といった言葉を聞く機会も増えてきたこの頃。1つの職業に縛られず、複数の仕事を掛け持ちする方が増えてきています。実は「放課後学習支援員」も、これから始める“2つ目の仕事”をお探しの方にぴったりです。その理由をご紹介しましょう。

「講師職」として働く場合、勤務時間帯は大きく分けて2つのパターンがあります。学校で働くケースでは、「平日14時~15時に始まって17時終了」といった時間帯での勤務がほとんどです。一方、地域の公共施設で指導する場合は、「平日の18~21時まで」と、遅い時間帯での募集がよく見られます。「午前中は他のパートをして午後から参加」「早上がりの曜日だけ勤務する」など、フレキシブルに働きやすい点は魅力の1つです。

どちらの勤務パターンでも、基本的に“残業”が発生することはほぼありません。勤務日数も週1~2日でOKな場合が多いため、本業との調整もしやすいでしょう。土曜日勤務の求人もあるので、「平日はフルタイム勤務で忙しい」という方でも、副業として検討できるお仕事といえます。

繰り返しになりますが、「放課後学習支援員」では、教員免許や特別な資格は不要です。指導科目に関する知識と子どもへの気持ちがあれば、どなたでも簡単に始められます。公共性の高い仕事ということもあり、多くの企業で制限されている“競合他社での副業”に該当するケースも少ないのではないでしょうか。

EWORKラボでは、副業として見た「放課後学習支援員」のメリットや、実際に副業デビューする際の注意点をまとめた記事が公開されています。ページ下部のリンク先からアクセスできるので、ぜひご一読くださいね。

「教える」を通して社会貢献

「放課後学習支援員」は、働くことを通して「社会に貢献したい」と考えている方にもおすすめのお仕事です。

勤務する学習会によっては、生活困窮世帯の児童・生徒に勉強を教える機会もあります。厳しい環境に置かれている子どもたちに学習機会を提供することで、社会問題となっている「子どもの貧困」「教育格差」といった課題に対して、解決の担い手として直接携われるのです。

また、「放課後学習支援員」として子どもの学びをサポートすることは、学校の先生にかかる負担の減少にもつながります。長時間労働や休日にも及ぶ部活指導etc. 日本の教育環境は、学校教員の努力や長時間労働の上に成り立っているのが現状です。

勉強が苦手な子をマンツーマンで指導したり、子どもごとに適した受験対策方法を教えたりetc. 先生1人ではカバーしきれない領域を支えることで、日本の教育現場をよりよい環境に変えていく。これもまた、「放課後学習支援員」として働く大きな意義といえるでしょう。日本の教育環境についてもっと詳しく知りたい方は、ページ下部のリンク先から記事をチェックしてみましょう。

さまざまな方が活躍中!

「放課後学習支援員」では、年齢/経験/性別を問わず、さまざまな方が活躍されています。塾講師経験を活かしたい学生さん/家庭と仕事を両立しながら働くママさん/社会とのつながりを保ちたいシルバー世代etc. 働く理由や背景は人によって多種多様です。

EWORKラボでは、「放課後学習支援員」として活躍されている5名にインタビューを実施しました。キャリアも年代も多種多様な方々に、仕事を始めた理由や「放課後学習支援員」のやりがいについてお伺いし、記事にまとめています。各記事をご覧になりたい方は、EWORKラボのサイトをぜひチェックしてみてくださいね。

未経験者も安心♪

教える仕事に興味はあるけど、「子どもとの接し方がわからない」「未経験だけど大丈夫?」と、心配を抱えている方もいらっしゃるでしょう。 そんな方もご安心ください。「放課後学習支援員」では、新しく仕事を始める方全員を対象に、学習会ごとの初回研修を行っています。

「講師職」の研修では、子どもと接するコツ/初回参加時の設営手順/報告書の記載方法といった業務説明のほか、参加者が先生と生徒になりきる“模擬授業ロールプレイング”を実施。参加者同士の自己紹介タイムもあるため、他の新人講師とも仲良くなりやすいでしょう。

初回研修は、基本的に朝/昼/夜と3つの時間帯に分けて開催されます。研修は土曜日にも開かれるので、平日フルタイムで勤務されている社会人の方も安心です。ページ下部リンク先の記事では、「講師職」の初回研修を取材し、研修の流れや会場の雰囲気などをまとめています。

またEWORKラボでは、子どもとのコミュニケーションに役立つテクニックをまとめた記事も掲載中です。こちらを読めば、初めて指導する子と打ち解けるコツや、効果的な褒め方/叱り方、悩みを聞くときの姿勢など、子どもと接するときのポイントが丸わかりです。あわせてチェックしてみてくださいね。

まとめ

教員免許や資格・経験なしで、子どもに勉強を教えられる「放課後学習支援員」のお仕事。研修制度も整っており、指導経験のない方でも気軽に始められます。「学校で勉強を教える」という貴重な体験ができるため、教員志望で「現場の雰囲気を学びたい」と考えている学生さんにもおすすめです。興味がある方は、ぜひEWORKに会員登録してみてくださいね。
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