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働いてる方インタビュー

社会貢献しながら高時給で働ける! 塾とは違う教えるバイト「放課後学習支援員」として働く大学生の声

子どもたちに勉強を教える仕事は、いつの時代も大学生に人気です。「受験勉強で得た知識や学習テクニックを活かせる」「他のバイトより時給が高め」など、好条件が揃っているため、当然と言えるでしょう。

こうした“教えるバイト”としてすぐに思い浮かぶ職種は、塾の講師や家庭教師ですよね。でも、今回ご紹介するのは、そのどちらでもありません。「放課後学習支援員」という職種です。

「放課後学習支援員」を簡単に説明すると、公民館や学校の教室を借りて、地域の子どもたちに勉強を教えるというもの。学力向上のみならず、子どもたちの居場所づくりという役割も担った、社会的な意義を持つ仕事です。そしてこの仕事、大学生が働くのにピッタリな条件が整っています。平日の夕方から働けて講義やサークルと都合を合わせやすいほか、週1勤務OK/高時給/残業なしetc. たくさんの魅力があるのです。

今回は、実際に公民館で中学生・高校生を指導されているSさん (大学1年・女性)にお話を聞きながら、「放課後学習支援員」が働く環境や待遇、やりがいなどをご紹介していきたいと思います。

仕事の内容について

Sさん 千葉県内の某自治体が管理する公民館をお借りして、地域の中高生に勉強を教えています。普段は英語をメインに教えていますが、定期テスト前は他科目の質問に対応することもありますね。指導用の教材は、学校の教科書に準拠したワークを使うことが多いです。時間帯は、毎週火曜日の18時過ぎから21時前まで。普段は大学で4限の講義を受けてから、公民館へ向かっています。

―― 勤務されているのは火曜日だけですか?

Sさん はい。クラス自体は水曜日にも開催されていますが、そちらは都合が合わず、週1回の勤務とさせていただいています。放課後学習支援員の仕事は秋から始めたのですが、実は前から家庭教師のバイトも続けていて。そちらともうまく兼業できています。

―― なぜこのお仕事を始められたのですか?

Sさん 通っている大学の先輩が放課後学習支援員をされていて、その方からの紹介で知りました。大学では教育学部に在籍しており、教育関連業界で働くことを目指し勉強中。教職課程も履修しています。そうした背景もあり、「面白そう」「やってみたい!」と考え、バイトを始めてみました。私自身が中高一貫校出身で、将来のために「公立校の生徒と関わる経験をしておきたい」と考えていたことも理由の1つです。

―― 教えることが好きなのですね。

Sさん そうですね。高校時代、友だちに頼まれて休み時間に数学を教えていたのですが……。いつの間にか評判が広まって、気づけば1クラス丸ごと教えているみたいな状態に(笑)。教壇に立ち、黒板を使って皆に教えるのは少し恥ずかしかったですが、いろんな人に「わかりやすい!」と言ってもらえたことが嬉しくて、そこから教える仕事に興味を持ちました。

実際に生徒と接してみて

―― 初めて現場に配属されたとき、不安はありませんでしたか?

Sさん もともと家庭教師をしていたこともあり、教えること自体に不安はありませんでした。学習会の案件ごとに研修も用意されていたので、働く上での心配も少なかったです。最初に出勤するときは「どんな生徒がいるのかな?」と少し気になりましたが、すぐに打ち解けられました。現在は、和気あいあいとした雰囲気の中で、楽しみながら働けています。

―― 指導の際に、気をつけているポイントはありますか?

Sさん 子どもたちの“褒め方”には気を配っています。私の現場では、生徒によって学力や理解力はまちまちです。ときには、理解の早い子と遅い子をまとめて教える場合もあります。そうした時、片方の生徒を褒めすぎると、隣にいる子のプレッシャーになってしまうケースも。なので、複数人を一緒に教える際は、褒め方を工夫するようにしています。

―― 生徒と関わる中で、大変に思うことはありますか?

Sさん 参加している生徒の中には貧困世帯の子も多く、家庭環境や健康状態など、複雑な事情を抱えているお子さんもいます。そういった生徒とどう接していくべきか、確かに戸惑いもありました。ただ、クラス全体を監督する「管理者」の方や他の講師さんもいらっしゃるので、一人で悩みを抱え込まず、同僚である皆さんへ気軽に相談できるという環境が整っているとも感じます。

―― 生徒との印象的なエピソードがあれば教えてください。

Sさん 内気な性格だったり、最初は挨拶を返してくれなかったり。そんな子と打ち解けられたときは、特に嬉しいなと感じますね。特別支援学級に通っている子で、あまり自分から喋らない生徒がいたのですが……。ある日、その子があるアニメのクリアファイルを使っているのを見つけて、たまたま私がそのアニメを知っていたので尋ねてみたんです。そうしたら、とっても楽しそうに話してくれて。それからはすごく活発になって、授業中も笑顔を見せてくれるようになりました。「ここに自分の居場所があるんだ」と思ってもらえていたのなら幸いですね。

残業なしで高時給! “ホワイト”な労働環境

―― 「放課後学習支援員」として働くメリットを教えてください。

Sさん 人間関係が良いことは大きなポイントです。勉強を教える「講師職」では、私と同じ大学生だけでなく、3~40代の方までさまざまな年齢層の方が活躍されています。私は講師の中では最年少ですが、「大学1年生の時期には○○を経験しておくといいよ」といったアドバイスをいただくこともありました。大学ではなかなか接することのない世代の方々と関わりを持てる点は、魅力的です。運営会社のスタッフさんも優しい方ばかりで、とても楽しく働けています。大学の友達から「バイトの人間関係が苦手……」なんていう悩みを聞くと、私は恵まれているなと感じますね。

―― なぜ人間関係が良いのだと思いますか?

Sさん おそらく、そこで働く全員が「子どもたちの居場所を作ってあげたい」「子どもたちを支えたい」という共通の目的を持てているからかなと思います。決して簡単ではない目的ですが、だからこそ力を合わせてという気持ちになれているのではないでしょうか。

―― 他にも何かメリットとして感じていることはありますか?

Sさん 残業がないことですね。これはこのバイトならではかなと。公共施設を借りているという特性上、退出時間を厳守しなければなりません。だから基本的に残業がない。終わりの時刻がきちんと決まって、伸びることもまずないというのは、塾のバイトにない強みかなと思います。

―― 塾は、残業が多いという印象なのですね。

Sさん 私自身、高校時代に塾へ通っていたのですが……。バイトの先生が、報告書を書くためにいつも夜遅くまで残っていたのを見ていたので、「塾の仕事は大変なんだな」という印象で。それに、大手の塾で働くと「生徒の学習指導以外の業務もたくさん任せられる」といった話をよく聞きます。「放課後学習支援員」の講師職では、進路指導や事務作業などに労力を割かず、講師は指導に集中できる。教えることに専念したい私には、その点も魅力的でしたね。

―― お給料については満足していますか?

Sさん 正直に言って大満足です(笑)。時給は塾バイトの相場と同じくらい。一般的なバイトよりも高い時給で働けています。その上で、待遇や環境がとても良い。本当に満足しています。だから、高校や大学の友達にも「放課後学習支援員」のバイトをオススメしました。紹介した私と紹介された友だち、双方が“紹介料”を受け取れるのも嬉しかったですね。

やりがいや社会的意義について

―― この仕事を通して得られたもの、やりがいについて教えてください。

Sさん 一番のやりがいは、子どもたちの成長を間近で見られることです。まだ説明していない単元の問題を自分で考えて解いてくれたときなど、自分の予想以上に吸収が早いなと感じること、よくありますね。また、生徒と身近に接することで、私自身にも“教える自信”がついたと感じます。教えることの楽しさを実感でき、「教育関連の職業に就きたい」という気持ちがより確固たるものになりました。

―― 「放課後学習支援員」の社会的意義とは?

Sさん 子どもたちに“居場所”を提供できているところです。担任1人が数十人の生徒を見る学校では、どうしても先生だけではケアできない、サポートしきれない生徒が出てきてしまう。それは、仕方がないことだと思います。そんな子どもたちに対して、少人数で丁寧なコミュニケーションを取れるのが、「放課後学習支援員」の特長だと思うのです。そういった意味では、社会的意義をしっかり感じながら働ける環境だと思います。

―― これからも学習支援員を続けていきたいですか。

Sさん はい。今のクラスは年度末でいったん終了するのですが、来年度も同じ公民館で新しい教室が開催されます。ありがたいことに、運営スタッフの方から「継続して働いてほしい」と言っていただけまして。今後も引き続き、放課後学習支援員の仕事を続けたいと考えています。
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