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働き方は十人十色

「その教え方でいいですよ」のひと言が、大きな自信になりました。

個別指導講師 藤岡みゆきさん

子育てや介護がひと段落して、仕事を再開したいけれども、ブランクがあるので少しずつ。そして家庭やプライベートもおろそかにしたくない。そんな仕事と家庭の「マイペース両立」を希望する方は多いのではないでしょうか。
今回お話を伺った藤岡さんは英語教室で教えた経験を活かし、現在、私立高校の放課後個別指導の講師として活躍しています。採用面接を受けたときは不安でいっぱいだったそうですが、半年後にはコマ数を増やしてほしいと依頼されるほど信頼を得るまでに。復帰するまでの不安な気持ちや、乗り越え方、仕事のやりがいについてうかがいました。

――現在のお仕事のスタイルはどんな感じですか?

このお仕事を始めた最初のころは、週に2コマを担当していたのですが、ありがたいことにお声をかけていただき、今は週に3回、3校で合計5コマを教えています。個別指導の時間は放課後から夜は遅くても7時ぐらいまでです。担当科目は英語で、高校1・2年生の個別指導をしています。定期テストでその生徒がよりよい結果を出せるようにサポートをしています。

――応募のきっかけは?

以前に一般企業に勤めた経験もありますが、主人の海外赴任を機にシンガポールやアメリカなどに生活の拠点を移す必要があったことと、帰国後は子育てや介護などが重なり、これまで会社に所属して働くのが難しかったんです。それで、児童英語教室の運営や家庭教師、在宅で英語の教材作成の仕事などをしていました。

でも、今年の春から、下の子が大学に入ったので、私が夕方から夜にかけて家にいなければならない、という状況はひと段落しました。それで、本格的に復帰しようと思ったんです。「教える」ことは好きでしたし、子どもと接してきた経験もあったので高校の個別指導講師に応募しました。

求人サイトで個別指導講師の募集を見て、特に「学校で」「放課後」のお仕事という、勤務地と時間の条件に魅力を感じました。職場が学校なので家族も安心してくれましたし、午後から仕事に行けるという時間帯も、私の生活スタイルには合っていました。午前中は家のことを終わらせ、午後から準備をして出勤、という働き方です。家のこともおろそかにはしたくないので、毎日、バタバタと忙しいですが、充実した日々を送っています。

――ブランクがあって、再び外で仕事をすることに不安はありましたか?

それはもう、いろいろ(笑)。ひとつは、社会との接点がない期間が長かったので、果たして会社という組織で自分が通用するのか、ということ。もうひとつは、周囲の方がどんな風に接してくださるのか、ということです。若いときだったら失敗して叱られても、それを糧にできると思うのですが、大人になってからの採用ですから人間関係面の不安はありました。また、今、求められている教え方ができるだろうか、という授業スキルの不安もありました。

――実際にお仕事を始めてみていかがでしたか?

面接時からスタッフのみなさんが、とてもあたたかく接してくださって、それでまず安心しました。また、最初に行った学校の、個別指導の先生たちの中に私と近い年代の方がいたのもほっとしました。もっと若い方が多いかと思っていたので。さまざまな年代、経験のある人たちが同僚なんだと勇気をもらえました。

現場に出てからのフォローも手厚いです。社員の方が定期的に、巡回指導をしてくれるんです。以前、4人の生徒を教えていたときのことです。そのうち1人だけ、テキストや達成度が違う生徒がいて、一律の教え方はできないな……と悩んでいたんです。それで、一人ずつ順番に指導していくようにしたところ、「その教え方でいいですよ」と、後で声をかけてもらいました。とても大きな自信になりました。

現場では目の前の生徒のために、自分が試してみたいと思うことをある程度、任せてくれる。そして必要な時にアドバイスをもらえるのが助かります。職務範囲が明確で「教える」ことに集中でき、毎日が充実しています。

――授業での工夫や、今後の目標を教えてください。

生徒一人ひとりのレッスン内容を、定期テストに合わせた形でより細かく組み立てています。試験まであと何回、個別指導の時間があるかを生徒ごとに数えて、予想される試験範囲をその回数でカバーできるように内容を割り振っていくんです。文法事項はここまでやろうとか、試験直前は復習にあてようとか。

「授業中はなかなか先生に質問できない」「どこがわからないかが、自分でわからない」という生徒もいます。個別指導は1対1で向き合うので、質問しやすいのではないでしょうか。最初はおとなしくても、少しずつわかるようになっていくと、こちらから問いかけたときの反応が良くなってくるんです。定期テスト後に「点数が上がりました」と聞くと、本当にうれしいですね。

英語の学習内容について、昔、自分が習った頃とは違う部分もあるので、そこは教材研究をして追いついていきたいと思っています。例えば、これまで感覚的に理解してきた文法事項も、生徒には論理的に説明できないといけません。納得してもらえるような説明の仕方は授業前に考えています。それから今は「英語の4技能」といって、「読む」「聞く」だけでなく、「話す」「書く」力も求められています。私自身は日常の英会話に困ることはないのですが、自然な会話でコミュニケーションをする、という点ではさらに努力していかなくては、と思っています。
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